特に、『勁力技法・合気、発勁技法・上達論(体を創る・技を創る・巧みさ
を創る)』は必見ですね。
目の覚めるような、痛烈な指摘。そして、解決策の提示。
それを、謙虚な学者のように、科学的に淡々と述べているのです。
p254の『名人の技というものは、その瞬間瞬間になすべきことを綿密に
かつ着実に行っているのであって、凡人がそれをいくら観察し、真似したと
しても、あいまいに表面の形をなぞるだけであるから、形は似ていても技は
全く効かないのである』を読んだ時には、膝を打って同感したものです。
合気道の演武大会に必ずいるでしょう?
名人の形だけ真似して、ひょいと手を挙げるとヤラレ役の弟子(受け)が
大げさなフリで吹っ飛ぶというシーンが。合気道は見世物なのでしょうか。
この本は、肝心の「呼吸力とは・合気とは」が追求されていない昨今の研究
者に対して、優しく手を伸べて、合気の根幹、指導方法、学び方を懇切丁寧に教示しています。
合気会のF師範が、吉丸師の著書をコピーして弟子たちに配布したとか
しないとか。。。なるほど価値のある本だと思いますね。